※この記事内では、アフィリエイト広告を利用しています

ちりとてちん|PandoraやDaliymotionでフル動画を無料視聴できる?再放送や見逃し配信も!

⇒今すぐU-NEXTで「連続テレビ小説 ちりとてちん」を全話無料で見るにはこちらをタップ!

※無料期間内に解約すればお金は一切かかりません。

U-NEXT<ユーネクスト>※商品リンクあり

【あらすじ】

自分に自信がない喜代美は“脇役人生”を変えるべく、高校卒業を目前に一大決心をして故郷の福井・小浜から大阪へと飛び出す。そこで元落語家の徒然亭草若とその弟子・徒然亭草々と出会う。喜代美は徒然亭一門と関わる中で落語家になることを決意する。。

でも、「連続テレビ小説 ちりとてちん」を見たいと思っても、こんな昔のドラマもうやっていないだろうな・・・

有料の動画配信サービスだと、ドラマ1話につき約300円はかかるし・・・

だったら、「連続テレビ小説 ちりとてちん」を安全にそして全話無料で視聴する方法を紹介しますね!

▼動画配信状況はこちら▼

サービス 配信 特典

U-NEXT

↓おすすめNo.1↓

見放題 ◎

31日間無料
月額1990円(税込)

Hulu ×

2週間無料
月額1,026円(税込)

FOD ×

2週間無料
月額959円(税込)

Paravi ×

2週間無料
月額1,017円(税込)

TSUTAYA TV ×

30日間無料
月額1,026円(税込)~

dTV ×

31日間無料
月額550円(税込)

AbemaTV ×

2週間無料
月額960円(税込)

 

▼DVDで見るならこちら▼

サービス 配信 特典
TSUTAYA DISCAS 借り放題 ◎

30日間無料
月額2052円(税込)~
(期間中旧作レンタル無料)

オススメ!

U-NEXTで「連続テレビ小説 ちりとてちん」を全話無料視聴する事が出来ます!

U-NEXTなら、

  • 新規登録から31日間は無料で利用できる!
  • 「連続テレビ小説 ちりとてちん」も見放題配信!

というメリットがあります。

⇒今すぐU-NEXTで「連続テレビ小説 ちりとてちん」を全話無料で見るにはこちらをタップ!

※無料期間内に解約すればお金は一切かかりません。

U-NEXT<ユーネクスト>※商品リンクあり

本ページの情報は2021年2月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにて ご確認ください。

「連続テレビ小説 ちりとてちん」はPandoraとDailymotionで見れる?

Pandora/Dailymotionで見ればいいや。という方もいらっしゃると思いますが・・・

違法サイトの場合は、画質が悪かったり、ウィルスに感染するリスクがあります!!!

PCやスマホが故障する原因にもなりかねませんね。

また、違法アップロードの物をダウンロードすると、あなた自身も罰せられる可能性があります!

▼違法サイトで知らないファイルをインストールするように表示された例▼

引用元:Twitterより

公式の動画配信サービスを使って安全に動画を見ましょう!

⇒今すぐU-NEXTで「連続テレビ小説 ちりとてちん」を全話無料で見るにはこちらをタップ!

※無料期間内に解約すればお金は一切かかりません。

U-NEXT<ユーネクスト>※商品リンクあり

「連続テレビ小説 ちりとてちん」の動画を無料で見るならU-NEXT がおすすめ!

「連続テレビ小説 ちりとてちん」の動画を安全にそして、無料で見るにはU-NEXT がおすすめです!

31日間無料で動画を見れたり、国内ドラマの配信数も多いです。

デバイスも複数の種類が使えて、アカウントが最大4個作れるので、家族と使う事も出来ます!

↓まとめると以下の通り↓

  • U-NEXT では、新規登録から31日間は無料で見ることができる!
  • 映画、ドラマ、アニメなど210,000本配信
    国内ドラマは1900本配信しています!
    ※見放題作品190,000本(2020年7月時点)
  • スマホ・パソコン・タブレット・テレビなどのたくさんのデバイスで楽しめる!
  • アカウントが最大4個作れるので、家族とも使える!

⇒今すぐU-NEXTで「連続テレビ小説 ちりとてちん」を無料で見るにはこちらをタップ!

※31日以内に解約すればお金は一切かかりません。

U-NEXT<ユーネクスト>※商品リンクあり

「連続テレビ小説 ちりとてちん」をDVDで見るにはこちら!

動画配信以外にも、動画を無料で見る事も出来ます!

そこでおすすめなのが、宅配レンタルサービスをしているTSUTAYA DISCAS。

TSUTAYA DISCASは、

登録から30日間月額無料で利用できて、

DVDレンタルし放題を楽しむことができます!

⇒今すぐTSUTAYA DISCASで「連続テレビ小説 ちりとてちん」を無料で見るにはこちらをタップ!

※30日以内に解約すればお金は一切かかりません。

ネットで簡単DVDレンタル【TSUTAYA DISCAS(定額レンタル8)(ツタヤディスカス)】*SEO

30日間無料お試し期間中は「新作」はレンタル対象外となります。

DVDの取り扱い情報については、TSUTAYA DISCASのサイトをご確認ください。

「連続テレビ小説 ちりとてちん」の再放送はいつ?

「連続テレビ小説 ちりとてちん」の再放送はあるのでしょうか?

公式サイトやSNSを調べてみたのですが、再放送するという情報はありませんでした。

今後、再放送があるとしても他のドラマと同様、半年後から数年後になる可能性が高いです!

それならば、動画配信サービスU-NEXTで無料で見てしまえば良いのです!

⇒今すぐU-NEXTで「連続テレビ小説 ちりとてちん」を無料で見るにはこちらをタップ!

※31日以内に解約すればお金は一切かかりません。

U-NEXT<ユーネクスト>※商品リンクあり

「連続テレビ小説 ちりとてちん」のキャスト・スタッフ情報

【キャスト】

      • (和田喜代美) 貫地谷しほり
      • (和田糸子) 和久井映見
      • (和田正典) 松重豊
      • (和田小梅) 江波杏子
      • (和田正太郎) 米倉斉加年
      • (和田小次郎) 京本政樹
      • (和田正平) 橋本淳
      • (和田秀臣) 川平慈英
      • (和田清海) 佐藤めぐみ
      • (和田静) 生稲晃子

【スタッフ】

      • 佐橋俊彦(音楽)

⇒今すぐU-NEXTで「連続テレビ小説 ちりとてちん」を無料で見るにはこちらをタップ!

※31日以内に解約すればお金は一切かかりません。

U-NEXT<ユーネクスト>※商品リンクあり

「連続テレビ小説 ちりとてちん」のあらすじ

1話

1982年夏。9歳の和田喜代美は、父・正典の実家がある福井県小浜市に母・糸子と共に引っ越してきます。正典が若狭塗箸(わかさぬりばし)職人の祖父・正太郎といさかいを起こして以来、10年ぶりの里帰りです。小浜に着いた一家は元芸者の祖母・小梅、叔父・小次郎と喜びの再会を果たします。しかし、正太郎は「後を継ぎたい」と頭を下げる正典を認めようとしませんでした。

2話

小浜に引っ越してきた喜代美は、転校した小学校で同姓同名の同級生・和田清海と出会います。学校で一番頭が良く、かわいくて人気者の清海に対して、地味な喜代美は、なにかと脇役扱いされるようになります。一方、和田家では、いまだに祖父・正太郎と父・正典が和解できずにいました。ある日、祖父の工房から流れてくる不思議な声にひかれて、喜代美は工房につい上がりこんでしまいます。

3話

祖父の工房のラジカセから流れていた落語を聞いて、喜代美は思わず笑ってしまいます。落語に夢中になり、祖父とも打ち解けてすっかり仲良くなりますが、学校では相変わらず人気者の清海の陰で縮こまってしまいます。なんとかクラスの人気者になりたい喜代美は、勝山への遠足で母に特製豪華弁当を頼むのですが…。

4話

祖父・正太郎と父・正典が正面から衝突し、祖父は「和田の塗箸(ぬりばし)は、わしの代でおしまいや」と言います。喜代美は二人を仲直りさせたい一心で、和解のための宴(うたげ)を用意しようとしますが、台所をめちゃくちゃにしてしまいます。その姿を見た父は意を決して初めて自分から頭を下げますが、祖父は許そうとしません。そんなある日、喜代美は清海の父・和田秀臣と出会います。

5話

工房で倒れた祖父・正太郎に、もはや回復の見込みはありませんでした。喜代美は必死になって祖父のラジカセを病室に持ちこみ、病床の祖父に落語を聴かせます。陽気な落語の声に、母・糸子も父・正典も不謹慎とは思いつつも、笑いをこらえきれません。皆の笑い声に意識を取り戻した祖父は「一回きりの人生。ぎょうさん笑ろた方がええ」と喜代美に伝えます。

6話

祖父・正太郎の死から立ち直れない喜代美は、祖父の工房で泣きながら日々を過ごしていました。一度は塗箸(ぬりばし)職人の道をあきらめようとする正典ですが、正太郎の本当の思いを知り、秀臣の塗箸製作所で箸作りの仕事に就くことにします。家族それぞれが正太郎を思うなか、喜代美は突然、母に「祖父から聞いた梅丈岳で、かわらけ投げをしたい」と言いだします。

7話

高校3年生になった喜代美は、才色兼備の同級生・清海の陰で相変わらず脇役人生を送っていました。父・正典は清海の父・秀臣のもとで修行を終え、若狭塗箸(わかさぬりばし)の職人として独立。母・糸子は塗箸店の開店準備に余念がありません。一方、喜代美のクラスは、学園祭で三味線ライブをやることになります。祖母の小梅に三味線を教わった喜代美は、思わず出演したいと手を挙げようとしますが…。

8話

「学園祭で三味線ライブをやる!」と決意した喜代美。一緒に出演することになった清海と共に小梅のもとでの練習が始まりました。三味線の心得がある喜代美は、初めて清海に優越感を覚えます。ある日、喜代美の父の塗箸(ぬりばし)店の前で美人フリーライターの緒方奈津子と出会います。奈津子は雑誌の取材で店を訪ねてきたというのです。良いことずくめでついバラ色の人生を夢見る喜代美ですが…。

9話

いつの間にか清海と三味線の腕が逆転してしまった喜代美。友達の順子など、ほかの生徒も参加する中、喜代美だけが練習についていけなくなってしまいます。一方、ようやく開店した正典の塗箸(ぬりばし)店も閑古鳥が鳴く日々でした。観光協会の竹谷が仲介した奈津子の雑誌取材に喜ぶ一同でしたが、竹谷と仲の悪い喜代美の叔父・小次郎が、なにやら怪しい動きを始めます。

10話

奈津子の雑誌取材は、糸子の郷土料理が好評で順調に運びます。ところが、竹谷に仕返ししようとした小次郎のたくらみがもとで、最後の最後で取材は大混乱になってしまいます。一方、三味線の皮を破いてしまった喜代美は、結局、学園祭で演奏することを断念してしまいます。しかし、落ち込む喜代美は学校で思わぬ相談を持ちかけられます。

11話

喜代美は自分が出演するはずだった三味線ライブの照明係を頼まれて、思わず引き受けてしまいます。学園祭当日、一生懸命、舞台の清海に光を当てる喜代美ですが、後悔ばかりが残ってしまいます。高校生活も残りわずか、順子に「あんたの人生の主役はあんたや」と言われ、奈津子からも励まされた喜代美は、しだいにある決意を固めていきます。

12話

卒業式の夜、卒業を家族で祝う喜代美の前に清美の兄・友春が現れて、突然、プロポーズをします。混乱に陥る家族の前で、喜代美は勢い余って「この町を出て、大阪へ行く」と宣言。さらに、反対する母・糸子に向かって「お母ちゃんみたいになりたくないの」と言ってしまいます。翌日、わずかな荷物をまとめた喜代美は、父・正典に別れを告げて家を出ます。そのころ、母は一計を案じていました。

13話

喜代美は“脇役人生”の自分を変えるべく、大阪へ旅立ちます。しかし、頼りにしていたフリーライターの奈津子には会えず、しかたなく大阪に出ていた同級生の清海のもとに転がり込みます。大都会・大阪で再会した清海は、どこか心細そうな面持ちで、喜代美は新鮮な印象を受けます。一緒に暮らすうちに、初めて清海との友情をはぐくむかに見えた喜代美でしたが…。

14話

清海と仲たがいをしてしまった喜代美は、清海のもとを飛び出してしまいます。あてどなく大阪の町をさまよううちに、喜代美の耳に、亡くなった祖父との思い出の落語の声が聞こえてきます。思わず声の方へ向かった喜代美の前に現れたのは、祖父のような温かさを漂わせる男でした。なにか事情があるらしいこの老人の家で、喜代美はさらに、チンピラ風の男に出くわします。

15話

喜代美が出会ったのは元落語家の徒然亭草若(つれづれていそうじゃく)と、その弟子・徒然亭草々(そうそう)でした。師匠は訳あって落語家を廃業しているらしく、二人は食事をする金もない有様。そんなえたいの知れない二人とはかかわりたくない喜代美でしたが、その場で熱をだして寝込んでしまいます。一方、小浜では、母・糸子らが行方のわからなくなった喜代美の身を案じていました。

16話

草若のもとで、熱のために意識を失ってしまった喜代美。台所でおかゆを作ろうと、草々が悪戦苦闘する音で目が覚めます。空腹の3人は向かいの居酒屋に出前を頼みますが、居酒屋の主人・熊五郎は、「今までのツケを払え!」と必死にすごんできます。騒動に巻き込まれて困惑する喜代美ですが、草若は何やら一計を案じ…。一方、娘の身を心配する母・糸子が、大阪にやってきます。

17話

喜代美の前に現れたのは、必死に娘を探す母・糸子でした。相変わらず、なんの展望もない喜代美を見て、糸子は喜代美を小浜に連れて帰ろうとします。そこで母親を傷つける言葉を投げつけてしまった喜代美の前に、見るからに貧相な男が現れます。男は借金取りがよこした大阪一の取り立て屋、通称「あわれの田中」でした。田中のあまりの哀れさに、なすすべもない一同ですが、喜代美は思わぬ反撃にでます。

18話

大阪に出てきても、なにも変わらない自分の惨めさに、喜代美は小浜に帰ろうと決意します。しかし、そんな喜代美に突然、草々が「ここで一緒に暮らしてくれ」と頼んできました。聞けば「この3年、死んだようだった師匠・草若が、喜代美といると生き生きとした顔を見せる」と言うのです。なんとか小浜に帰ろうとする喜代美に向かって、今度は母・糸子が、大阪に残るように告げます。

19話

落語家・草若とその弟子・草々と共に住むことになった喜代美。仕事もフリーライターの奈津子のもとでアルバイトとして働くことが決まりました。すると、喜代美が草若家に間借りしていることを知った奈津子が「徒然亭小草若(こそうじゃく)という人気落語家を取材したいので、紹介してもらえないか?」と頼んできます。張り切る喜代美は、その夜、成金風の趣味の悪い男と出会います。

20話

草若と小草若親子の複雑な確執を感じた喜代美。奈津子の興味はすでに小草若に無く、かつて若手実力派落語家としてスポットを浴びていた草々に移っていました。奈津子は草々への取材許可を喜代美に頼みます。草々のかつての姿を知って驚く喜代美ですが、草々は今では高座に上がるどころか、若手落語家の手伝いでようやく生計を立てているというのです。いぶかしく思う喜代美に、小草若が衝撃的な事実を明かします。

21話

3年前のある事件以来、大阪一の芸能プロダクションににらまれた草若は高座に上がれなくなってしまいました。さらに喜代美は、草々が落語「辻占茶屋(つじうらぢゃや)」に激しく動揺しているのを目にします。落語通の磯七が高座の仕事を持ってきてくれたのに、草々は断ってしまいます。実は、草々も3年前の事件の際に「辻占茶屋」を高座で演じようとして大失敗し、それ以来、高座に上がるのが怖くなってしまっていたのです。

22話

磯七が持ってきた仕事に「辻占茶屋(つじうらぢゃや)」で高座に上がるようにと訴える喜代美。しかし草々は、「辻占茶屋には三味線を弾く下座(げざ)が必要だから無理だ」と言って相手にしません。改めて「辻占茶屋」と下座について勉強した喜代美は、自分の腕前のことを忘れ、思わず「三味線は自分が弾きます」と申し出ます。草々は断ろうとしますが、それを聞いていた草若が、喜代美に思わぬ反応を見せます。

23話

喜代美は草々のために、三味線で「辻占茶屋(つじうらぢゃや)」の下座(げざ)を務めることになりました。今までの自分から変わろうと、必死になって三味線のけいこに励む喜代美ですが、現実は厳しく、なかなか上達しません。草若に「草々は下座がついているだけでも安心なはずだ」と励まされて臨んだ落語会当日、極度の緊張で喜代美はとんでもないミスをしてしまいます。

24話

喜代美が無意識のうちに三味線で演奏したのは、かつて高校時代に挫折した曲「ふるさと」でした。喜代美の歌う「ふるさと」の歌詞に合わせて、草々は必死に落語を続け、かえって客の磯七たちの笑いをつかむことに成功します。終了後、草々にどなられることを覚悟する喜代美でしたが、草々は喜代美をほめたたえ、礼を言います。喜代美のなかで、今までと異なる草々への思いが生まれ始めていました。

25話

落語家・草々への恋心を自覚した喜代美。しかし肝心なときに、またも同級生の清海が現れます。恐竜の化石の話でなぜか盛り上がる清海と草々の様子を見て、喜代美は不安を隠しきれません。しかも師匠の草若には「草々にとって女の子とは、かよわい、守ってやらなければならない存在だ」と言われ、暗たんたる思いになります。そして、喜代美の嫌な予感は的中し、草々は清海とますます親しくなっていきます。

26話

喜代美の嫌な予感は的中し、草々は急速に清海にひかれていきます。あっという間に失恋してしまった喜代美。しかも追い打ちをかけるように草々から「清海が自分のことをどう思っているのか、探ってほしい」と頼まれてしまいます。喜代美が複雑な思いを抱えて清海のマンションを訪ねると、清海から思わぬ相談を持ちかけかれられます。

27話

草々の清海への恋心は片思いに終わりました。失恋した草々の姿を見るに忍びない喜代美は、祖父の命日に導かれるように、半年ぶりに小浜に里帰りします。家出同然に家を出た経緯から、不安を抱えてたどり着いた喜代美でしたが、母・糸子や父・正典たち家族は、予想もしなかった反応を喜代美に見せます。

28話

正典の塗箸(ぬりばし)は一時のブームが終わり、まったく売れなくなっていました。暗い雰囲気の家族をなんとか励ましたいと思う喜代美は、偶然出会った福井県出身のスター・五木ひろしを皆に会わせようとしますが、うまくいきません。そんななか、喜代美を追いかけてきた徒然亭(つれづれてい)小草若が小浜に現れます。人気お笑い芸人の登場に色めき立つ街の人々の姿を見て、喜代美はある計画を思いつきます。

29話

家族を励まそうと小草若に落語を頼んだ喜代美ですが、小草若の落語は独りよがりの芸で、無残な結果に終わります。おまけに喜代美と小草若の仲を勝手に誤解した清海の兄・友春が、父の秀臣を連れて和田家を訪れ、喜代美に結婚を申し込む始末。正典たちを励ますどころか、かえって騒動を大きくしてしまったと喜代美は落ち込みます。そんな喜代美の前に、大阪から思わぬ人物が現れます。

30話

祖父・正太郎の命日、箸(はし)工房で草々が披露した落語は、とげとげしかった家族の雰囲気を久しぶりに和らげ、父・正典と叔父・小次郎も和解することができました。改めて草々への思いを感じる喜代美。折りしも、弟の正平は、喜代美が聞き続けていた祖父の落語テープの修理に成功します。ところが、10年の時を経て再生されたテープの声に、草々が激しく動揺します。

31話

福井の小浜から再び大阪に戻った喜代美。草々は師匠の草若に、もう一度落語に取り組んでもらおうとしますが、草若は一切、取り合いません。喜代美はそんな草々のために落語会を開くことを思い立ち、落語通の磯七に相談に行きます。しかし磯七は、「落語会を一人で開くのは無理だ」と言い、かつて4人の弟子がいたころの徒然亭(つれづれてい)一門の話を始めます。

32話

喜代美は草々のため、ちりぢりになった草若の元の弟子たちを集めて落語会を開く決心をします。手始めに草若の息子でもある小草若に頼みますが、話の途中で草々と小草若がけんかを始めてしまいます。「余計なことをするな!」と言う草々に、喜代美は祖父の塗箸(ぬりばし)を継いだ父・正典の話をし、伝統を受け継いでいくことの大切さを訴えます。そして二人は、元・一番弟子の草原の元へ向かいます。

33話

草原に一門への復帰を断られた喜代美と草々は、次に元・四番弟子の四草(しいそう)のところへと向かいます。四草は中国料理店で働いていて、喜代美たちの頼みを「落語にはもう興味などない」と言って、鼻であしらいます。結局、元の弟子は誰一人戻らず、落ち込む喜代美と草々。さらに、酔った草若は、追い打ちをかけるように草々を突き放します。翌朝、喜代美は草々の置き手紙を見つけます。

34話

草若の家を出た草々は、草原の家に身を寄せていました。草々は落語の「崇徳院(すとくいん)」を教わろうしますが、草原は「自分に落語を思い出させないでくれ」と、けいこを断ります。一方、草々の身を心配する喜代美に、居酒屋の熊五郎や周囲の人たちは「このまま探さない方が草々のためだ」と言い、草若も草々を心配する様子はありません。ある日、喜代美はハンドミキサーの修理のため、草原の店に向かいます。

35話

喜代美は四草の働く中国料理店でようやく草々と再会します。あくまでも草若の落語にこだわる草々に、喜代美は「よそで落語をやったらどうか」と進言しますが、相手にしてもらえません。喜代美は草々を助けたい一心で再び草原を訪ね、「草若のもとに戻ってもらえないか」と頼みます。一方、草々は天狗座(てんぐざ)の高座で、かつてのライバルの成長を目の当たりにして動揺します。

36話

喜代美の前で、ついに草原が落語界に戻る決意をします。それに四草も続き、草々を合わせた草若の弟子3人が、3年ぶりに顔をそろえました。亡くなったおかみさんの墓前で、改めて落語を続けることを誓った3人は、草若師匠のもとへと向かいます。しかし、草若の家を目前にして、喜代美たち4人に思わぬ展開が待ち受けていました。

37話

元・一番弟子の草原と四番弟子の四草が、徒然亭(つれづれてい)一門に帰ってきました。喜ぶ喜代美と草々ですが、肝心の師匠・草若は「俺(おれ)はもう落語家やない、落語をやりたいならよそへ行け」とそっけない様子。落語会を開くことを目標とする草々たちを見て、喜代美もなにか手伝おうとしますがなすすべもありません。そんなとき、居酒屋「寝床」で店主の熊五郎が趣味のフォーク・ライブを開きます。

38話

喜代美は、居酒屋「寝床」の店主・熊五郎が自分の店で開いたライブをヒントにして、草々たちに、居酒屋「寝床」で落語会を開くことを提案します。四番弟子・四草の算段で熊五郎からステージを借りることにも成功し、12月14日に落語会を開くことが決まりました。物置と化していたけいこ部屋を片づけ、額を集めて落語会の打ち合わせをする面々。喜代美も一つだけ皆の役に立てることを思いつきます。

39話

喜代美は草々たちの落語会で手打ちそばをふるまうことに。ところが、熊五郎が突然「店を貸せない」と言いだします。落語会を妨害しようとした草若師匠の息子・小草若の差し金でした。小草若はかつて母親の志保が病床についたとき、父・草若が一門会をすっぽかして別の女のもとに通っていたことに深く傷ついていました。草若は毒づく小草若に向かい「おれは二度と高座には戻らん」と告げます。

40話

落語会の準備を進める喜代美のもとに、小浜から突然、父・正典たち和田家の面々がやって来ました。早速、喜代美は母・糸子からそば打ちを教わり、草原も喜代美の祖母・小梅から三味線を教わります。にぎやかな一同の登場で、草若と草々ら弟子たちの距離も縮まります。小草若の様子が気になる喜代美は、草々に亡くなったおかみさんのことを尋ねます。

41話

草々たちの落語会が、いよいよ近づいてきました。不参加を決め込んでいた小草若ですが、居酒屋「寝床」の常連で小草若の亡き母の友人・菊江から、かつて草若が一門会をすっぽかした本当の理由を聞いてしまいます。母・志保の墓前で苦悩する小草若は、ある決意をします。一方、喜代美は母・糸子からそば打ちを教わりますが、相変わらず不器用でなかなか上達しません。

42話

落語会当日、喜代美は母・糸子に助けてもらいながらも、なんとかそばを仕上げます。草若はあくまで弟子たちの高座に無関心を装いますが、「師匠が聴かないで誰が聴くのか」と糸子に連れ出されます。和田家の面々をはじめ、客席には知り合いがみんな集まりました。草原と四草がお囃子を務め、喜代美がお茶子にふんし、ついに一番手の草々が高座に上がります。

43話

居酒屋「寝床」での一門会は、師匠の草若が3年ぶりに高座に上がり大盛況のうちに終わります。その夜の打ち上げで、弟子の草々たちは、万感の思いで草若から酒をついでもらいました。喜代美も今までになく感動して、なかなか眠れません。翌日、草若は天狗(てんぐ)芸能会長・鞍馬(くらま)のもとを訪れ、改めて高座に復帰することを告げます。一方、喜代美は草々に「もう好きなところに住んでいい」と言われて動揺します。

44話

福井に帰る家族を見送る場で、突然「落語家になる!」と宣言した喜代美。父・正典は激怒して、そのまま喜代美を連れ帰ろうとしますが、母・糸子は喜代美に「お母ちゃんと勝負して、あんたが勝ったら好きにしてええ」と告げます。そして家族は小浜へ帰り、糸子は一人、大阪に残ります。草若たちが見守るなか、糸子が提案した勝負とは…。

45話

母との勝負に勝ち、喜代美は草若に弟子入りを願い出ます。しかし、肝心の草若には「あなたを弟子にとるわけにはまいりません」とあっさりと断られてしまいました。喜代美はつい弱気になり、草々たちが弟子入りを許されたときの話を居酒屋「寝床」で聞きますが、ちょうど居合わせた落語通の常連・磯七たちにも弟子入りを考え直すように言われてしまって…。

46話

同級生の清海がテレビで活躍する姿を見て、「落語家への夢をあきらめるわけにはいかない」と思い直した喜代美。改めて草若に弟子入りを志願しますが、やはり草若は受け入れてくれません。草々からも、「3年もの間、落語から離れていた師匠が、新しく弟子をとって育てることは難しい」と言われてしまいます。なんとかして弟子入りしたい喜代美は、一人で落語の勉強を始めるのですが…。

47話

独学で落語のけいこを始めた喜代美ですが、連日の無理がたたって風邪をひいてしまいます。喜代美は熱でもうろうとした意識のまま、亡き祖父・正太郎との思い出の落語のテープを聴きつづけますが、ついに倒れてしまいます。そこに突然、福井から父・正典が現れます。寝込んだ喜代美の看病をしながら、正典は草若に思いがけないことを頼みます。

48話

風邪で倒れた喜代美は父・正典の看病を受け、一昼夜眠り続けました。正典はその間に、喜代美の弟子入りを草若に頼み込みます。それは亡き祖父・正太郎が、喜代美に託した思いでもありました。正典は草々たち徒然亭一門に、自分の作った塗箸(ぬりばし)を残して福井へ帰っていきます。そして、熱が下がった喜代美が意識を取り戻すと、草若が突然、喜代美の目の前で落語を始めます。

49話

晴れて草若への弟子入りを認められた喜代美。そこで改めて、小浜から両親があいさつに訪れます。「内弟子修業中は食事も住まいもただでよい、月謝もいらない」と草若に言われ、「いいことばかり」と夢をふくらませる喜代美ですが、翌日の早朝、突然、兄弟子の草々にたたき起こされます。

50話

喜代美の内弟子修業は想像と違い、料理・洗濯・掃除に買い物と、母の主婦生活と同じようなものでした。草々ら兄弟子たちも喜代美の家事にクレームをつけるばかりで、もともと気がきかない性分の喜代美にとっては、つらい毎日が過ぎていきます。そんな中、兄弟子・小草若のカバン持ちとして連れて行かれたテレビ局で、喜代美は同級生の清海と思わぬ再会をします。

51話

清海が華やかなスポットライトを浴びている姿を見て焦る喜代美は、草若に「落語のけいこをしてほしい」と訴えますが、草若は「さしたってるやないか」と相手にしてくれません。さらに、喜代美は心配して訪ねてきた清海に八つ当たりして、追い返してしまいます。落ち込む喜代美の姿を見て、草若は温かいお茶を差し出し、話を始めます。

52話

喜代美の落語のけいこがついに始まりました。しかし生来の不器用さから、早速、草若に宿題を出されてしまいます。小草若ら弟子一同は、喜代美の最初のネタが何になるか興味津々です。その夜、部屋で一人けいこをする喜代美のもとに兄弟子・草々がやって来て、先日喜代美をなじったことを謝ります。しかし、草々の心が清海にあると思うと、喜代美は素直に喜べません。

53話

喜代美が最初に教わる落語のネタは、「ちりとてちん」に決まりました。しかし、ただでさえ不器用な喜代美にとって、一人で二役を演じ分け、いくつもの動作を行いながらセリフをしゃべり続けることは、無理難題に等しいことでした。家事とけいこに追われて、またも落ち込む喜代美のもとに、突然小浜から祖母の小梅がやって来ます。

54話

「ちりとてちん」のけいこに励む喜代美。次の落語会の会場が再び居酒屋「寝床」に決まり、喜代美も初高座に上がることになりました。母の糸子ら小浜の家族も大喜び。緊張と不安でいっぱいの喜代美に向かって、落語通の磯七が「高座名を決めなければならない」と言います。自分がどんな名前になるのか気になる喜代美。そして命名当日、草若がおもむろに喜代美に告げた名前とは…!?

55話

入門から3か月、喜代美の初高座が決まりました。演じる題目は「ちりとてちん」。一方、小浜では父・正典の箸(はし)が大阪の大手デパートに卸されることになり、母・糸子たちも喜びいっぱいです。高座の前日、夜中まで必死にけいこに励む喜代美に、兄弟子の草々は「初高座は大きい声で元気にやるのが仕事」と話します。初高座の朝、喜代美は同級生の清海から祝いの花が贈られていることに気づきます。

56話

喜代美の初高座当日。フリーライターの奈津子ら一同が見守るなか、喜代美は前座として一番手で高座に上がろうとしますが、緊張のあまり前に進めません。しかしそこに、喜代美の身を心配した母・糸子が小浜から駆けつけてきます。自分が気後れしていることを見透かされた喜代美は、母への反発から思わず高座に上がることができました。ところがおじぎをしたものの、肝心の言葉が出てきません。

57話

喜代美の初高座は肝心のオチを間違えてしまい、さんざんな結果に終わりました。打ち上げの席では母や奈津子らに慰められますが、喜代美は落ち込んだままでした。その夜、喜代美は部屋で一人、涙で枕をぬらします。隣室の草々もその気配に気づきますが、声をかけられません。翌朝、無理に明るく振る舞う喜代美を見て、草原ら兄弟子たちはあの手この手で励まそうとします。

58話

初高座の失敗の痛手を乗り越え、再びけいこに励む喜代美。師匠の草若は「もう一度、人前で『ちりとてちん』を演じる自信がついたら、出たらいい」と言います。一方、小浜では、母の糸子が喜代美の身を案じて、百日参りに励んでいました。二か月が過ぎ、二度目の「寝床寄席」が開かれる日がやってきます。喜代美は出ないことになっていましたが、そうとは知らない同級生の清海が見に来てしまいます。

59話

徒然亭(つれづれてい)一門会で、草々の落語を見て感動した清海。二人の仲が急速に深まっていく様子を見て気になる喜代美ですが、内弟子修業中の恋愛はご法度です。喜代美はけいこに専念し、次の落語会に出る決心を固めます。草々にけいこをつけてもらっていると、「おまえは豆腐の腐ったやつを食べたことがあるか」と問われます。喜代美はかつて小浜で叔父の小次郎が起こした騒動を思い出します。

60話

人生二度目の高座を迎えた喜代美。草々は別の落語会で勉強するため欠席しましたが、実は清海が一緒でした。そしてその日は、母の百日参りのちょうど百日目でした。降りだした雨の中、居酒屋「寝床」で喜代美の二度目の高座が始まります。そのころ、落語会を見終えた草々と清海の身に、運命的な出来事が起こりつつありました。

61話

二度目の高座で、ようやく客に笑ってもらうことができた喜代美。同じころ、兄弟子・草々と喜代美の同級生・清海の二人は、清海のマンションで雨にぬれた服を着替えていました。小浜からやってきた清海の兄・友春と同級生の順子は、草々と清海の関係を疑いますが、二人は否定します。翌日、順子は久しぶりに喜代美と再会し、「何があっても天災と思って乗り越えて」という言葉を残して去っていきます。

62話

「草々さんのことが好きになってしまった」という清海の言葉に、喜代美は思わず息をのみます。しかも草々も清海のことを思っている様子で、喜代美はすっかり落ち込んでしまいます。そのころ小浜では、父・正典に入った塗箸(ぬりばし)の大口注文は、すべて清海の父・秀臣が手を回したものだったことがわかります。ぼう然とする正典に、秀臣は自分の会社との合併を提案します。

63話

草々と清海がつきあうことになりました。「内弟子修業中なので自分には関係ない」と強がる喜代美ですが、内心はボロボロです。周囲も、奥手の草々の恋愛に騒然となります。そんな中、師匠の草若は喜代美の次のネタとして「天災」を教えることにします。しかし喜代美は、なかなかけいこに集中することができなくて…。

64話

清海に東京のテレビ局からニュースキャスターのオファーがきました。草々のこともあり、大阪に残るか東京へ行くか迷う清海に、喜代美は強く東京行きを勧めます。しかし、あとから自分の情けなさに落ち込んでしまって…。肝心の落語のけいこにもまったく身が入らない喜代美を見て、兄弟子の草原は「お前は次の寄席には出るな」と言いだします。

65話

けいこにまったく集中できない自分の情けなさに、喜代美は草若に「破門にしてほしい」と頼みます。清海への嫌な感情がいっぱいになってしまう自分に耐えられなくなったのです。草若は喜代美に向かって、「それも修業のうち」と話します。そして清海と向き合って話すことを勧めます。「寝床寄席」当日、喜代美は清海のもとを訪ね、初めて自分の本音を語りはじめます。

66話

清海に初めて本音をぶつけることができた喜代美。「寝床寄席」も兄弟子の草原のがんばりで、無事に終わります。数日後、清海は草々に「東京行きを決意しました」と話します。理由を聞く喜代美には「草々のことが好きだからこそ、自分のやりたいことから逃げずにいたい」と言います。そして「自分は喜代美のことがうらやましかった」と語りはじめます。

67話

喜代美が徒然亭(つれづれてい)一門に入門して、二年半が過ぎました。一門の開く「寝床寄席」は着実に客を集めるようになり、今や立ち見が出るほどの盛況ぶりです。草々をはじめ、みんなにも固定客がつきました。けれども、小草若だけはレギュラー番組が減り、浮かない顔をしていました。そんなある日、師匠の草若のもとに天狗(てんぐ)芸能の鞍馬(くらま)会長が突然訪ねてきます。

68話

天狗(てんぐ)芸能の鞍馬(くらま)会長から、暮れの12月25日に天狗座で徒然亭(つれづれてい)一門会を開くよう依頼を受けた草若。喜びでいっぱいの中、喜代美は草若から「一門会で落語をうまくできたら、今年いっぱいで内弟子修業は終わり」と告げられます。初ネタの「ちりとてちん」を再び高座にかけるべく、喜代美は前にも増してけいこに励みます。しかし、小草若は気乗りしない様子でけいこにも現れません。

69話

酒の席で、小草若はライバル落語家の土佐屋尊建ともめて、つい手を出してしまいます。その場に居合わせた草々は、小草若をかばって「自分が殴った」と言い出します。喜代美はにわかに信じることができません。一門会に向けての準備中の不祥事に、草若は鞍馬(くらま)会長のもとを訪ねて謝りますが、「どうやって責任をとるのか」と言われ、ある苦渋の決断をします。

70話

草若が草々に下した処分は、破門でした。止めようとする喜代美を振り切って、草々は家を出てしまいます。姿を隠していた小草若が現れ「実は自分が殴った」と話しますが、すでに草々の行方はわからなくなっていました。なぜ草々が小草若の罪をかぶったのかといぶかしがる喜代美に草原が、かつて草々が草若に弟子入りした経緯を語りはじめます。

71話

突然、小草若に抱きしめられた喜代美。それは小草若の一世一代の告白でしたが、喜代美は思わず突き放してしまいます。喜代美の気持ちが草々にあることを改めて知った小草若は、入門以来つねに、草々に遅れをとってきた過去を話し始めます。そして「自分が殴ったということを草若に話す」と言います。しかし喜代美は「このまま草々が殴ったことにしておいてほしい」と言い出します。

72話

徒然亭(つれづれてい)一門会に向けてまとまらない兄弟子たちの姿を見た喜代美は、草若の制止を振り切り、草々を捜しに飛び出してしまいます。降りだした雨の中、草々を捜して歩く喜代美は、かつて若き日の草々が草若と出会った寄席会場の跡にたどり着きます。一方、殴られた尊建が突然、草若のもとを訪ねてきて…。

73話

草々の破門騒動は無事に収まり、草若たち徒然亭(つれづれてい)一門は天狗座(てんぐざ)での一門会に向けてけいこに励んでいました。喜代美は、草々の思い出の座布団をひそかに繕います。一方、草々も、喜代美に今までと違った感情を抱き始めていました。そして迎えた一門会当日、喜代美の母・糸子や父・正典たちも小浜から駆けつけて来ました。皆が見守るなか、喜代美がいよいよ高座に上がります。

74話

天狗座(てんぐざ)での一門会で、無事に「ちりとてちん」を演じ終えた喜代美。後に続く四草、小草若、草原や草々、そしてトリの師匠・草若も見事に高座を終え、一門会は盛況のうちに幕を閉じました。高座を見ていた天狗芸能の鞍馬(くらま)会長もその出来を認め、一門は正式に上方落語会に復帰することになりました。充実感いっぱいの打ち上げの席で、喜代美の年季明けが話題になります。

75話

喜代美の内弟子修業は無事年内で終わることになりました。しかし同時に「年季が明けたら部屋を出るように」と、師匠に宣告されてしまいます。草々の隣に住めなくなることに動揺する喜代美。草々に頼んで一緒に住まい探しをしますが、乏しい予算ではろくな物件しか見つかりません。途方に暮れた喜代美はつい、このまま住むことができないか草々に相談しますが…。

76話

草々と離ればなれになりたくない喜代美ですが、「一人前の落語家になるためには部屋を出なければならない」と、草々に言われてしまいます。一方、小草若は「自分のマンションに一緒に住まないか」と喜代美を誘います。「ルームシェアしながら落語家として切磋琢磨(せっさたくま)していきたい」というのです。困った喜代美は、草々の気持ちを確かめようと、小草若に誘われたことを話すのですが…。

77話

喜代美は年季が明けたら、小草若のマンションで一緒に暮らすことになりました。大みそか、喜代美はゴミ捨て場で自分が繕った草々の座布団が捨てられているのを見つけます。二人の気持ちがすれ違ったまま迎えたその夜、徒然亭(つれづれてい)一門や落語通の磯七らが集まった「寝床」での忘年会の席で、喜代美は突然「落語家になんか、ならなければよかった」と言い出します。

78話

大みそかの夜、互いの愛を確かめ合った喜代美と草々。草々はその場でプロポーズし、喜代美は結婚を決意します。翌日、二人は草若に婚約したことを報告。さらに小浜の和田家にもあいさつに行き、晴れて結婚を認めてもらいます。あまりにとんとん拍子に進む話に「何か悪いことが起きるのではないか」と思い始める喜代美。そして迎えた挙式当日、喜代美は朝から草々の姿が見えないことに気づきます。

79話

喜代美と草々の結婚式は、小浜から駆けつけた和田家の面々や師匠の草若、さらに兄弟子たちや「寝床」の常連客らに祝福され、おごそかに始まりました。白無垢(しろむく)の衣装に身を包んだ喜代美は、式の主役として幸せに包まれていました。しかし、小浜から喜代美の同級生・順子の父・幸助たちが焼きサバを持って現れ、さらにスペインから喜代美の祖母・小梅が駆けつけたあたりから、しだいに事情が変わり始めて…。

80話

みんなの祝福を受けて、無事、草々との結婚式を終えた喜代美。念願の新婚生活が始まりますが、母・糸子からの電話で「主婦に一番大事なのは計画性」と言われてしまいます。さらに「寝床」の常連・磯七たちにも、「収入の不安定な落語家の仕事で、家計をやりくりするのは並大抵のことではない」と脅かされます。計画性に乏しい喜代美は、家計を守るため、さっそく計画表作りにとりかかりますが…。

81話

新妻気分で何もかもが楽しい喜代美。草々に連れられて勉強のため、柳宝師匠の高座を袖から見学させてもらいます。柳宝師匠の演じた落語「二人(ににん)ぐせ」は見事で、すっかり感服した二人は、改めて落語への精進を誓います。しかし、肝心の収入は二人合わせてもわずかな額で、喜代美はつい「やっていけるのだろうか」と口にするようになります。それを聞いた草々は「二人ぐせ」にちなんで、ある提案をします。

82話

復活した徒然亭(つれづれてい)一門に、テレビ出演の依頼がきます。家計のやりくりに頭を悩ませる喜代美には願ってもないチャンス。しかし、番組は師匠の草若をはじめ一門の皆が勝手に振る舞い、混乱に陥ります。しかも、焦った喜代美が「自分の出演料はどうなるのか」とリポーターに迫り、草々のひんしゅくを買ってしまいます。一方、その番組を偶然見ていた天狗(てんぐ)芸能の鞍馬(くらま)会長は喜代美に目を止めます。

83話

若い女性落語家が珍しいこともあり、喜代美はタレントとして重宝されるようになります。仕事が増えて忙しい喜代美の姿に、草々は複雑な思いを抱きます。そして、テレビ出演で初めてまとまった金を手にした喜代美は、仕送りをしようと母の糸子に電話をしますが、母は喜代美たちのために、その申し出をあえて断ります。ところが母の思いをよそに、若い夫婦の間にはしだいに溝ができ始めていました。

84話

喜代美はタレントとしてスポットライトを浴びることに、快感を覚え始めます。その反動なのか、草々はますます落語一本にのめり込んでいきます。一方、小浜では、家族の将来を心配した母・糸子が、「近代的な塗箸(ぬりばし)工場を持つ秀臣の会社と合併してもらえないか」と夫の正典に頼んだことで、夫婦間に亀裂が生じていました。そんな中、久々に草々がテレビの落語番組に出演することになります。

85話

喜代美が突然ゲスト出演したことで、草々のテレビ番組出演は、すっかり影が薄くなってしまいました。帰宅後、喜代美をなじる草々に、喜代美はつい口を滑らせて「生活できるだけ稼いでから言ってほしい!」と言ってしまいます。それは二人の結婚後、初の大げんかとなり、喜代美は家を飛び出してしまいます。一方、小浜でも同じころ、母・糸子が父・正典とのけんかの末、家出をしていました。

86話

バラエティーの仕事が続々と来るようになった喜代美。しかし、新婚生活はすれ違い続きで、ついに草々は家を出て、小浜の和田家に行きます。折しも、喜代美の父・正典と母・糸子夫婦もけんかの最中で、草々は正典とすっかり意気投合します。草々の行方がわかり、喜代美はほっとしますが、仕事を理由に追いかけようとしません。そんな喜代美に師匠の草若が声をかけます。

87話

草々を追いかけて小浜に来た喜代美は「一緒に大阪に帰ってほしい」と頭を下げます。しかし、草々はまだ帰らないと言います。「喜代美が生まれ育った土地でもっと喜代美のことを理解したい、それで自分の思うような女性でなかったらそのときは別れる」と言うのです。なんとか仲直りをしようと、喜代美は草々とピクニックに行くことにしますが、その日の朝、突然、同級生の順子が訪ねてきて…。

88話

突然訪ねてきた同級生の順子の思い詰めた様子を見て、喜代美は草々との約束をすっぽかして、順子の話を聞くことにします。初めて友人の相談を受ける立場になり、興味津々の喜代美に向かって、順子は「子どもができた」と話し、しかも相手は友春だと言います。衝撃的な告白に気が動転して、気のきいた言葉の一つも言えなかった喜代美は、つい草々に相談してしまいますが…。

89話

順子の妊娠を聞いた喜代美は、思わず草々に相談してしまいます。すると順子の妊娠を草々から聞かされた友春が魚屋食堂に現れ「順子さんと結婚させてください!」と、いきなり頭を下げます。順子の父・幸助も母・松江も大混乱に陥り、順子はしかたなく喜代美のもとに身を寄せます。さらに友春は父・秀臣に「塗箸(ぬりばし)製作所を継ぐことはできない」と告げます。

90話

喜代美の母・糸子の号令のもと、和田家に順子と友春の関係者がすべて顔をそろえました。秀臣は「二人で塗箸(ぬりばし)工場を継いでほしい」と切り出しますが、友春は「魚屋食堂を継ぐ」と言ってききません。みんなが意見を述べる中、順子は「結婚はせず、自分一人で子供を育てる」と宣言します。しかし、それを聞いた喜代美は、なぜうそをつくのか?と順子に問いかけます。

91話

友春が魚屋食堂を継ぐことで、順子の妊娠騒動はなんとか丸く収まりました。大阪の徒然亭(つれづれてい)一門のことが気になった喜代美は師匠の草若に電話をしますが、逆に「草々と仲直りしたのか」と聞かれ、夫婦の危機をすっかり忘れていたことを思い出します。意を決した喜代美は改めて草々と話をしようとするのですが…。

92話

母・糸子と父・正典をなんとか仲直りさせたい喜代美の前に、突然、五木ひろしが現れます。事情を聞いた五木は「喜代美と草々が夫婦の仲が良い姿を見せればきっと帰ってくるはず」と言います。早速、喜代美は草々と一緒に糸子の前で一芝居打ちますが、失敗に終わります。そこに大阪から徒然亭(つれづれてい)一門の草原、小草若、四草が駆けつけます。

93話

母・糸子と父・正典のために、喜代美は草々と夫婦落語会を開くことにします。早速、落語「天災」のけいこを始める喜代美の前に、かつての同級生たちが現れます。ところが、ダメだったころの自分を知っている相手というだけで、喜代美は緊張してしまいます。落ち込む喜代美にフリーライターの奈津子は「自分の過去を乗り越えたときが、本当に変わったとき」と言います。

94話

夫婦落語会に母・糸子を誘う勇気が出なくて悩む喜代美。すると再び歌手の五木ひろしが店に現れ「私がお母様のために一曲歌いましょう」と言います。大喜びの喜代美は弟の正平と一緒に魚屋食堂に向かい、母を落語会に招くことに成功します。草々は純愛物の落語「たちぎれ線香」を高座にかけることに決め、喜代美は三味線でおはやしを担当することになりました。

95話

喜代美と草々の夫婦落語会の当日。母・糸子は歌手の五木ひろしを一目見るため、久々に家に帰ってきました。父・正典も顔を出しますが、二人は離れて座り、ぎこちないままです。素直になれない気持ちを抱えながら、二人は互いに初めて会ったときのことを思い出していました。そしていよいよ草々の落語が始まろうというその時、思わぬ電話がかかってきます。

96話

「渋滞に巻き込まれて間に合わないかもしれない。なるべく高座を引き延ばしてほしい」と歌手・五木ひろしから突然の電話が入り、喜代美は凍りつきます。動揺を抑え、とりあえず草々の落語「たちぎれ線香」のおはやしを務めます。一方、母・糸子と父・正典は、草々の落語を聞きながらまったく別のことを考えていました。それは二人の出会いの物語でした。

97話

草々の落語は終わりましたが、歌手の五木ひろしはいまだに姿を現しません。喜代美は焦りながらも、五木がくるまで落語を引き延ばそうとしますが、話は進んで行きとうとうサゲを迎えてしまいます。それでもなんとかして時間をかせごうと、喜代美は落語を創作して続けますが、ついにネタがつきてしまいます。皆に謝りながら泣きだしてしまう喜代美を見て、突然、父・正典が立ち上がります。

98話

喜代美の年季明けから3年が過ぎました。草々と無事に籍を入れ、落語でも徒然亭若狭(つれづれていわかさ)という高座名で活動中です。そんな喜代美の最近の悩みは、お客さんの笑いがだんだん減っているような気がしてならないこと。フリーライターの奈津子に相談しますが、「もう新人ではないのだからしかたがない」と言われてしまいます。一方、師匠の草若は小浜での落語会を終え、和田家に立ち寄っていました。

99話

草若は小浜で糸子を前に、草々との若き日の思い出を語り始めます。一方、喜代美は自分の落語が最近受けないのはなぜか草々に聞きますが、「今まで男が演じてきた落語を女が演じているからでは」と言われてしまい、大きな衝撃を受けます。しかも悩む喜代美を尻目に、草々は「落語の悩みは自分で解決しろ」と突き放すようなことを言うのですが…。

100話

「落語が受けない」という悩みを抱えた喜代美は草々に次いで四草のもとへ相談に行きます。しかし、天狗座(てんぐざ)の出番を控えた四草は「お前が下手だからだろう」とつれなく答えます。一方、小浜の草若は喜代美の母・糸子に、四草と九官鳥の平兵衛との出会いのエピソードを語り始めます。

101話

草々と四草に次いで、喜代美は兄弟子の草原に落語の悩みを相談に行きます。「“まくら”の間は受けているのに、本題に入ったとたんお客さんが離れていく気がする」という喜代美の悩みに、草原の妻・緑が強く反応します。実は緑は大学時代、落語研究会に所属するアマチュア落語家だったのです。いつしか話題は、草原と緑のなれ初めへと変わっていきます。

102話

草々、四草、草原ら兄弟子に落語の悩みを相談した喜代美。依然として解決策は見えないままです。たまたま母の仏壇に線香をあげに来ていた小草若にも相談してみますが、小草若に良いアイデアが浮かぶわけがありません。一方、小浜の草若は息子の行く末を心配していました。草若は小草若が「底抜けに~」というネタを思いついた日の話を語り始めます。

103話

兄弟子全員に芸の悩みを相談した喜代美ですが、結局、解決しないままに一日が終わろうとしていました。ようやく小浜から帰ってきた師匠の草若に、自分の悩みと兄弟子たちそれぞれのアドバイスを話しますが、草若は笑って聞くだけで、なんのヒントも与えようとしません。そのころ小浜では、突然、スペインから小梅が帰ってきました。喜ぶ家族のなかで、母・糸子があるお願いをします。

104話

自分の落語に自信がもてない喜代美は師匠の草若に相談しますが、なぜか「創作落語をやってみたらどうか」と言われてしまいます。草若の真意をはかりかねる喜代美。草々に創作落語についてたずねてみると、徒然亭(つれづれてい)一門では誰もやったことがないとのこと。一方、草若の容態が気になる喜代美の母・糸子は医者にかかるよう説得しますが、草若は「やりたいことがあるから入院するわけにはいかない」と答えます。

105話

草若がけいこしていた落語「地獄八景(じごくばっけい)」のおもしろさに、喜代美は「いつか自分にもけいこをつけてほしい」と頼みますが、草若は「お前には教えられない」と、にべもありません。しかも草若は「そろそろほかに住む所を探してほしい」と言いだします。師匠の不可解な言動に、喜代美はついに見放されたのでは、と思い込んでしまいます。ある日、草若は急に「弟子全員を集めてほしい」と喜代美たちに頼み…。

106話

喜代美ら徒然亭(つれづれてい)一門全員を前にして、草若は「大阪に落語の常打ち小屋を作りたい」と話します。師匠のあまりに唐突な発言に、四草をはじめ弟子たちはなんとか草若をいさめようとします。しかし草若の意志は固く、翌日、天狗(てんぐ)芸能の鞍馬(くらま)会長を訪ね、常打ち小屋作りへの協力を頼みます。すると鞍馬は条件として、喜代美と草若の師弟落語会を開くよう指示するのでした。

107話

師弟落語会で創作落語をかけるよう命じる草若に、喜代美はついにこらえきれず、その真意を尋ねます。「おまえが落語家としてこの世界で生き残っていくためのすべを伝えたいのだ」と、初めて本音を話す草若ですが、突然そのままうずくまってしまいます。糸子の機転で病院に運び込まれますが、草若の病気はすでに取り返しのつかない状態になっていました。

108話

「お前の創作落語でおれを笑わせてくれ」という病身の草若の頼みに、喜代美はついに創作落語に取り組む決心をします。けれども、いざ準備にとりかかると、いったいどうしたらよいのか見当もつきません。フリーライターの奈津子に相談してみますが「おもしろいと思うものを書いたらいいのでは?」と言われてしまいます。そんな中、師弟落語会に出演しようとして、草若が病院を抜け出してしまいます。

109話

病室の草若の前で喜代美は、自分の家族の失敗談を話します。そのあまりの面白さに思わず笑みがこぼれる草若。「お前は落語の世界から抜け出してきたような子や」という師匠のひと言に糸口を見つけた喜代美は、自分の家族をモチーフにした創作落語を生み出します。数日後、草若が1日だけ外泊を許され家に帰って来ました。けいこ場で弟子全員が見守る中、草若は全身全霊で「地獄八景」を演じきります。

110話

師匠・草若の命があとわずかであることを知らされた弟子たち。草若は病をおして「地獄八景(じごくばっけい)」を演じ、「次の天狗座(てんぐざ)公演でこのネタを、草々、草原、小草若、四草の4人で分けて演じてほしい。そして、喜代美には、その前座で創作落語をしてほしい」と頼みます。草若の思いを受け止めた喜代美は創作落語のネタ作りを始めます。

111話

祖父・正太郎との思い出を話す喜代美に、草々は「過去の思い出を創作落語にしたらどうか?」と提案します。一方、病室の草若は喜代美の母・糸子と喜代美のことを話し合いました。そこに喜代美の叔父・小次郎が現れ、糸子と見舞いを代わります。「あなたは本当におもしろい人だ」という草若の言葉に、小次郎は自分が父や兄にいかに劣等感を感じていたかを語り始めます。

112話

喜代美と草々の話は続き、思い出は高校時代の清海との話になっていきます。かつて輝いていた清海は、今は小浜で母・静の看病をしつつ、くすぶった生活を送っていました。さらに喜代美の話は、大阪での草若たち徒然亭(つれづれてい)一門との出会いと、自分が落語家を志した日の思い出へと変わっていきます。

113話

草若の病室に、フリーライターの奈津子が訪ねてきました。「ずっと喜代美を追い続けてよかった」と話す奈津子に、草若は「徒然亭若狭(つれづれていわかさ=喜代美)がどんな落語家になるかを最後まで見守って、書き残してください」と頼むのでした。そこに、喜代美たちが現れます。「自分にも、もっと師匠の落語を教えてほしい」と訴える喜代美に向かって、草若はほほえんで語りはじめます。

114話

天狗座(てんぐざ)での「草若弟子の会」の前日、草若は外出許可をもらい、自宅で顔をそろえた弟子全員と食事をとります。食事の途中、草若は弟子一人一人の名前を呼び、「ありがとう」と伝えます。その翌日、喜代美たちはそれぞれの思いで師匠にあいさつをし、天狗座へ向かいます。喜代美の母・糸子とともに見送る草若ですが、突然容態が悪化して…。

115話

「草若危篤」の知らせに動揺する喜代美たちですが、高座の喜代美は笑顔で創作落語を演じきります。あとを引き継いだ四草、小草若、草々、草原も、それぞれが師匠の言葉を思い出しつつ「地獄八景(じごくばっけい)」を演じます。一方病室では、糸子や小次郎らが見守るなか、意識不明のはずの草若に、不思議な変化が起きていました。

116話

草原、草々、小草若、四草そして喜代美。5人の弟子が落語会をやり遂げると同時に、草若は息を引き取りました。そして暖かい春の日、草若の葬儀が行われました。草若とともに「四天王」とよばれた柳宝、尊徳らが顔をそろえ、最後の一人・漢五郎が病身を押して葬儀に駆けつけ、皆の涙を誘います。しかし喜代美の叔父・小次郎が「草若の形見の宝くじが当たっているか確かめたい」と言いだし、事態は思わぬ方向へ…。

117話

葬儀を終えた喜代美と草々のもとに、弟子入り志願者が現れます。「自分はまだ未熟だから弟子はとれない」と草々は拒否しますが、「おやじの落語を伝えていくなら弟子を取ってくれ」と小草若から頼まれます。数日後、徒然亭(つれづれてい)一門全員で弟子入り志願者に会うことになりました。喜代美も草々も落ち着かない気持ちで待ちますが、そこに見るからにまじめそうな青年が現れます。

118話

弟子入り志願の青年・勇助が深く落語を愛していることがわかった喜代美たちは、すっかり心を動かされてしまいます。ただ一人認めようとしなかった草々も、勇助が両親を亡くしているという話を聞いて、涙ながらに弟子入りを許します。数日後、勇助が内弟子部屋に引っ越してきました。おかみさんとして張り切る喜代美ですが、何事もそつなくこなす勇助に拍子抜けしてしまいます。

119話

喜代美の前に現れたのは、以前とはうって変わった姿の清海でした。「おめでとう。草々さんと結婚したんだってね」という清海の言葉に、喜代美は思わず謝ってしまいます。しかし久々の再会に話は弾み、喜代美は「初めて普通の友達のように話ができた」と思い込みます。その夕方、帰宅した草々に清海との再会を話す喜代美ですが、内弟子の勇助の姿が見えないことに気づきます。

120話

勇助が理由をつけては修業を抜け出すようになり、喜代美は勇助を信じるべきか悩んでしまいます。一方、喜代美の留守中に、清海が草々のもとを訪ねて来ます。かつて恋人同士だった時のことを話し始める清海。草々がそれをすでに遠い過去の出来事だと感じていると察した清海は、「草々の落語を見せてほしい」と言い出します。

121話

清海を囲んで久々の徒然亭(つれづれてい)一門の夕食会で、あろうことか、亡くなったはずの勇助の母親から電話がかかってきます。実は勇助は筋金入りのうそつきで、うそをつきたいがために理由をこしらえ、修業をさぼっていたのでした。草々は烈火のごとく怒り、勇助に破門を宣告しますが、喜代美は「待ってほしい」と言うのでした。

122話

「喜代美のせいで、私の人生はめちゃくちゃだ」。大阪に現れた清海の突然の告白に驚く喜代美。東京に出たものの挫折続きで小浜に戻った清海は、本当は自分が草々のそばにいるはずだったとの思いを消せずにいました。喜代美は衝撃を受けますが、何もしてやることができません。折しも落語会の仕事で、喜代美は久々に小浜に里帰りすることになります。

123話

喜代美は落語会の仕事で久々に小浜へ戻りました。和田家では弟の正平が、塗箸(ぬりばし)を作るようになっていました。素人とは思えぬその出来栄えに、父・正典もうれしくてたまりません。しかし、たまたま店に現れた清海の父・秀臣が正平の箸(はし)を見て、「あの時と同じ」と謎の言葉を残して去っていきます。翌日、清海のことが気になる喜代美は、入院している清海の母・静の病室を訪ねます。

124話

清海が幼いころから自分のことを親友のように思っていたと知り、喜代美はショックを受けます。しかし、同級生の順子に相談しても「何もしないほうがいい」と忠告されるばかりです。一方大阪では、草々の愛用のスーツをクリーニングに出すように頼まれた内弟子の勇助が、四草の入れ知恵でとんでもないことをしてしまいます。

125話

清海のお見合いの当日、喜代美はいてもたってもいられなくなり、清海のもとへと向かいます。「見合いは自分で決めたこと」と納得しようとする清海に、喜代美は「うそをつかないで」と訴えますが、結局、清海は心を開きません。二人の会話を陰で聞いてしまった清海の父・秀臣は、その日の夕方に「お見合いは先方の都合で中止になった」と清海に話します。

126話

「製作所をたたもうと思っているんだ」という秀臣の発言を聞いた喜代美の叔父・小次郎は和田家に戻り、喜代美たちにその言葉を伝えます。製作所がそこまで追いつめられていたことに、喜代美の父・正典をはじめ一同は驚きを隠せません。その夜遅く、清海が取り乱して喜代美の家の戸をたたきます。秀臣の行方がわからなくなったのでした。それを聞いた喜代美の祖母・小梅は、突然、工房へ向かいます。

127話

塗箸(ぬりばし)工房で秀臣は箸への愛情、そして若き日のことを話し始めます。自分が正典にとてもかなわないと思ったこと、代わりに製作所を大きくすることで若狭(わかさ)塗箸を守ろうと決意したこと。正典に何度も合併を呼びかけたのも、塗箸を守ろうとしてのことだと言うのです。しかし、すべてを話し終えた後も、小梅は秀臣を許そうとしません。そして、喜代美だけがその理由に気づくのでした。

128話

清海と和解できないまま、喜代美は大阪に戻ります。すると落語通の磯七が「内弟子の勇助に初高座を踏んでもらいたい」と、散髪組合の落語会の話を持ちかけてきました。あいにく草々は都合が合わなかったのですが、小草若が代わりに出ることで話が進みます。一方、小浜では、喜代美の弟・正平が「塗箸(ぬりばし)は継げない」と言いだし、父・正典と険悪になっていました。

129話

初高座に向けて、勇助のけいこが始まります。喜代美もおかみさんとして張り切りますが、肝心の勇助はなぜか急に落語が下手になってしまいます。しかも日々の修業も失敗続きで、けいこもろくにできない様子。気になる喜代美は皆に相談しますが、小草若は「勇助が落研出身というのはうそだったのでは?」と言い出します。

130話

喜代美を訪ねて、小浜から突然、弟の正平がやってきました。二人は久々にゆっくりと話をします。過去を振り返ると反省ばかりの喜代美ですが、正平は「お姉ちゃんはちゃんとやりたいことを見つけて、人生のど真ん中を歩いている。そういうのが本当の親孝行だと思う」と話します。その言い方が気になる喜代美ですが、そこに母・糸子から電話がかかってきます。

131話

「誰にも相談できずに、恐竜への夢をあきらめてしまった」という正平の話を聞いて、喜代美は「姉として何もしてやれなかった」と落ち込みます。一方、小草若は落語会で「はてなの茶碗」をかけるべくけいこに励みますが、四草にあっさり算段を見抜かれてしまいます。そして勇助の初高座に向けて準備が進む中、突然勇助が「今度の落語会には出られない」と言いだしました。

132話

「落語会に出られない」と言いだした勇助に、喜代美は理由を問いただします。勇助は「実は落研出身というのはうそだった」と告白。レパートリーがたくさんあるというのもうそで、「高座に上がって大勢の人の前でしゃべるなんて無理だ」というのです。しかし、喜代美は自分が初高座で大失敗した経験を話し「一緒にがんばろう」と励まします。そんな中、突然、居酒屋「寝床」の常連で落語通の磯七が大阪を離れることになって…。

133話

勇助がうそをついた本当の理由を知り、喜代美は思わず勇助を平手打ちします。上方落語を愛し、徒然亭(つれづれてい)を支えてくれた落語通の磯七に対してあまりに失礼な言いぐさに怒ってのことですが、すぐに手を出したことを後悔します。一方の勇助は草々にも諭され、あらためて「自分を落語会に出してほしい」と懇願します。

134話

内弟子・勇助の初高座は無事に終わりましたが、トリを務めるはずだった小草若は病気を理由に現れませんでした。一方、小浜では喜代美の弟・正平が父・正典と和解し、正平は改めて恐竜研究の道を目指す決意をします。やがて、徒然亭(つれづれてい)の一門会を居酒屋「寝床」で開く話が持ち上がります。かつての「一門復活落語会」を思い起こし、今度こそ小草若にトリをつとめてもらおうと、喜代美たちは張り切りますが…。

135話

大事な一門落語会をすっぽかした小草若は、ついにそのまま姿を消してしまいました。小草若の行方がわからないまま月日は流れ、小草若抜きで草若の三回忌を執り行う喜代美たち。そこに突然、天狗(てんぐ)芸能の鞍馬(くらま)会長が現れます。鞍馬会長は草若の念願だった落語の常打ち小屋作りの話を持ち出し、「一門の一人が草若の名前を継いで襲名披露を行うことを条件に、検討してもいい」と言うのですが…。

136話

落語の常打ち小屋を作るために誰が草若の名を継ぐのか、喜代美たち徒然亭(つれづれてい)一門は意見がまとまらず、バラバラになってしまいます。また、喜代美はフリーライターの奈津子から「小草若が失そうしたのは喜代美のせいでは?」と言われ、落ち込んでしまいます。一方、小浜では清海が中心となって巨大塗箸(ぬりばし)のイベントが進行中。喜代美の叔父・小次郎も参加しようとしますが、相手にしてもらえず…。

137話

草若の名を草々に継がせることで、一門の危機を乗り越えようと考えた草原に、四草はかたくなに反対します。喜代美も小草若のことを考えると、素直に賛成できません。そのころ、行方をくらませていた小草若が突然、小浜に現れます。連絡を受けた喜代美は大あわてで駆けつけますが、小草若は「自分はもう落語家ではない」と言い放つのでした。

138話

小浜で小草若と再会した喜代美は「大阪に戻ってほしい」と頼みますが、小草若は「草々が草若を襲名したらいい」と言うばかりです。そのころ大阪では、小草若を連れ戻しに行こうする草々を、四草が体を張って止めていました。そこには、出来の悪い小草若に対する四草なりの深い愛情があったのです。一方、喜代美の叔父・小次郎は、巨大塗箸(ぬりばし)のイベントに向けて、思わぬことをたくらんでいました。

139話

清海の塗箸(ぬりばし)のイベントにゲスト出演することになった喜代美。そこで喜代美は「小草若に落語への思いを取り戻してもらおう」と、ある創作落語を考えます。イベント当日、会場に現れた小草若に聞かせるように、喜代美は「ふるさと」をモチーフにした落語を演じますが、途中で事情を勘違いした叔父の小次郎が割り込んできて、高座をめちゃくちゃにしてしまいます。

140話

落語への自信を失い、姿を消していた小草若が、喜代美たちの前でふたたび高座に上がりました。無事に高座を終えた小草若を囲んで喜ぶ一同ですが、喜代美の叔父・小次郎だけは、一人むくれたままです。実は小次郎は「せっかくゲストによんだ五木ひろしの出番をめちゃくちゃにされた」と思い込んでいたのでした。そしてそこに、五木ひろし本人が現れます。

141話

小草若が戻り、改めて一門で鞍馬(くらま)会長のもとを訪ねた喜代美たちですが、鞍馬から「常打ち小屋を建てたかったら、草若の家と土地を売ったらどうだ?」と言われてしまいます。一方、小次郎が宝くじで当てたお金を無断で使ってしまったことが、フリーライターの奈津子に知れてしまいます。たまらず家出してしまった小次郎のことを気にかける喜代美ですが…。

142話

小次郎と奈津子の仲は、無事にもとのさやに収まりました。居酒屋「寝床」に集まった喜代美たちのもとに、大阪を離れた落語通の磯七から手紙が届きます。東京の寄席小屋の様子を見て、大阪に落語の常打ち小屋の必要性を感じたという磯七の訴えは、皆の心に響きます。一方、小浜では、清海が喜代美の父・正典の元を訪ね、弟子入りを志願します。

143話

落語の常打ち小屋作りの必要性を頭では理解しつつも、心ではいまひとつ実感できなかった喜代美。しかし、内弟子の勇助が一生懸命にけいこする姿を見て、改めて「落語を未来に伝えていきたい」と思うようになります。そんなとき、小浜の母・糸子から「父の正典が塗箸(ぬりばし)で賞をもらった」という知らせが届き、喜代美は久々に小浜に里帰りします。

144話

小浜で清海からヒントをもらった喜代美は、「大阪に常打ち小屋を作りたい」と、草々たち一門の皆に訴えます。「自分がかつて落語に救われたように、たくさんの人を笑わせて元気づけたい。そのためには常打ち小屋が必要だ」と言うのです。意を決した徒然亭(つれづれてい)一門は改めて鞍馬(くらま)会長のもとを訪ねますが、「やれるものならやってみたらいい」と突き放されてしまいます。

145話

「落語の常打ち小屋作りを自分たちで成し遂げよう!」と立ち上がった喜代美たち。居酒屋「寝床」の店主・熊五郎や喜代美の叔父・小次郎らも寄付をしてくれましたが、目標の金額には遠く及びません。そこで皆の思いを感じた小草若が、土地と家を売る決意をします。それは草若の思いを小草若が理解した瞬間でもありました。そして喜代美は、草若家とのお別れに「青空落語会」を提案します。

146話

草若家で開いた「青空落語会」は、たくさんの落語家が集まり大盛況となりました。そして、鞍馬(くらま)会長の「常打ち小屋ができたじゃないか」という言葉に、喜代美たち徒然亭(つれづせれてい)一門は、この家を改装して常打ち小屋を作ることを思いつきます。それから3年後、皆の力で常打ち小屋はついに完成しようとしていました。ところが、小屋の名前を何にするかで、一門の意見がなかなかまとまりません。

147話

「日がな一日落語が行われる場所という思いを込め、小屋の名前を“ひぐらし亭”にしてはどうか」という喜代美の言葉に、徒然亭(つれづれてい)一門は皆、深く賛同します。草々がほかの一門にも話をつけ、準備は着々と進みます。そんな中、居酒屋「寝床」の店主・熊五郎が“ひぐらし亭”のための弁当を試作しますが、それを食べた喜代美に異変が起きます。

148話

「喜代美がついに妊娠した!」思わぬ知らせに喜ぶ草々たち。小浜の家族にも吉報が伝わり、母・糸子は早速大阪に駆けつけ、あれこれと喜代美の面倒を見ようとします。初日の高座で思い出の落語「愛宕山(あたごやま)」をかけるために、喜代美はけいこに励みますが、つわりがひどくなかなか集中できません。そんな喜代美の姿を見て、糸子は草々にある頼みごとをします。

149話

「ひぐらし亭」オープンの日に予定されていた喜代美の口上と高座は、体調不良から取りやめになってしまいました。「また肝心なときに晴れの舞台に上がれない」と、喜代美はどん底まで落ち込みます。そして迎えた「ひぐらし亭」オープン当日、東京から落語通の磯七が駆けつけます。喜代美は徒然亭一門の口上に照明をあてることになるのですが…。

150話

「ひぐらし亭」オープン初日。徒然亭(つれづれてい)一門の口上に照明をあてるうちに、喜代美は言いようのない思いにとらわれていました。やがて体調の落ち着いた喜代美が、改めて高座に上がる日がやってきます。くしくもその日は祖父・正太郎の命日でした。母・糸子や草々をはじめ、大勢の家族と仲間が見守るなか、喜代美は思い出の落語「愛宕山(あたごやま)」を演じはじめます。

151話

「私の最後の高座におつきあいいただきまして、ありがとうございました」思いもよらない喜代美のあいさつに、一同は騒然とします。しかし、喜代美の決心は固いものでした。「自分がスポットライトを浴びるのではなく、お母ちゃんのように皆の世話をし、まわりを明るくする人生を送りたい」それが喜代美のたどりついた答えだったのです。それから数か月後、いよいよ喜代美に出産の日が訪れます。

⇒今すぐU-NEXTで「「私の最後の高座におつきあいいただきまして、ありがとうございました」思いもよらない喜代美のあいさつに、一同は騒然とします。しかし、喜代美の決心は固いものでした。「自分がスポットライトを浴びるのではなく、お母ちゃんのように皆の世話をし、まわりを明るくする人生を送りたい」それが喜代美のたどりついた答えだったのです。それから数か月後、いよいよ喜代美に出産の日が訪れます。」を無料で見るにはこちらをタップ!

※31日以内に解約すればお金は一切かかりません。

U-NEXT<ユーネクスト>※商品リンクあり

U-NEXTの登録・解約方法を紹介!

U-NEXTの登録方法はこちら!

U-NEXTの解約方法はこちら!

U-NEXTで「連続テレビ小説 ちりとてちん」を全話無料で楽しもう!

この記事では「連続テレビ小説 ちりとてちん」を無料で視聴する方法を紹介しました。

1番おおすすめなのが、U-NEXTです!

↓おすすめの理由はこちら↓

      • 新規登録から31日間は無料で見ることができる!
      • 国内ドラマの見放題が1900本配信
        国内ドラマは1900本配信しています!
      • 映画、ドラマ、アニメなど210,000本配信!
        ※見放題作品190,000本、レンタル作品20,000本(2020年7月時点)
      • スマホ・パソコン・タブレット・テレビなどのたくさんのデバイスで楽しめる!

⇒今すぐU-NEXTで「連続テレビ小説 ちりとてちん」を無料で見るにはこちらをタップ!

※31日以内に解約すればお金は一切かかりません。

U-NEXT<ユーネクスト>※商品リンクあり

また、DVDで見たい人には、TSUTAYA DISCASがおすすめです。

TSUTAYA DISCASは、登録から無料で30日間レンタルし放題で、利用する事が出来るんです!

※30日間無料お試し期間中は「新作」はレンタル対象外となります。

DVDを自宅まで宅配してくれるので、自分でレンタルしに行ったり、返却をしにわざわざ店舗まで行く必要がありません。

⇒今すぐTSUTAYA DISCASで「連続テレビ小説 ちりとてちん」を無料で見るにはこちらをタップ!

※30日以内に解約すればお金は一切かかりません。

ネットで簡単DVDレンタル【TSUTAYA DISCAS(定額レンタル8)(ツタヤディスカス)】*SEO

今すぐ登録して、「連続テレビ小説 ちりとてちん」を楽しんでしまいましょう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です